先週は今年一の”最強寒波”がやってきて、連日寒い日が続きました。大阪では、雪が降ることはありませんでしたが、冷たい風が強く吹き上げ、ついつい「サムイ!」と声が出るほどでした。それでも最近の冬は暖冬傾向にあり、そこまでの寒さを感じることなく春を迎えていたので、この時期ならではという気持ちも持ちながら、身を縮こませて歩いていました。
被災地でも、多くの積雪を伴い、一層寒さが厳しくなっていたかと思います。どうか一日も早く、快適な場所で生活できることを祈るばかりです。
さて、今週からは早いもので2月になります。今年は、年明け早々大きな地震があり、また空港で起きた衝撃的な事故なども続き、例年にある、新年になり少し浮足立っている雰囲気とは違う気持ちで過ごす方も多かったのではないでしょうか。それでも、一日一日は確実に過ぎていき、買い物をしにスーパーへ行くと、節分やバレンタインデーの関連商品が売場を作っている様子は例年通りで、この例年通りの光景を目にすることが、どれだけ有難いことなのか、ということを感じるようになりました。
今こうやって、ブログを書ける環境にいることもまた有難いことであると強く思い、この時間を過ごしています。
今日は、節分についてのお話を。
節分(2月3日)には、「鬼は外、福は内」と豆(いった大豆)をまいて、邪気を祓った後に、年齢の数だけ豆を食べて、1年間の幸せを祈ると言われています。 これは、米と同じエネルギー源で霊力を持つとされる豆をまくことで、病や災いを祓い、更にその豆を食べることで力をいただけると考えられたからだそう。なぜ、豆を投げるのか?と不思議に思われている方もいらっしゃるかと思いますが、一説には、昔の人は病気や不幸は全て鬼の仕業だと考え、その鬼を追い払う目的で、豆(米などの穀物をまき、その年の豊作を併せて願ったともあります。)をまいていたようです。
また、節分はもともと季節の変わり目に行っていたようで、年に四回していたとか。その中でも、冬から春になる立春の際の節分に一番盛大に行っていたと言われています。
今も残っている行事ごとの由来を知ると、ただいつも通りに行うだけの時よりも、意味が分かり、願うべき内容が分かります。
辛い思いをする人が一人でも減るように。家族が健康であるように。そんな願いを込めながら、節分を迎えたいと思います。