日本には四季折々の草花があります。春の訪れを教えてくれる梅の花や、春の代表ともいえる桜の花は日本人だけではなく、外国の方からも人気のある花で、海外でも桜の木を植えて桜の名所があるようなニュースも目にしたことがあります。一つ一つはあんなに小さな花なのに、それが集まることで、何度見ても心を動かされるパワーを持つ花の力に驚かされます。
花の命は短く、季節限定だからこそ余計に貴重で尊いものになるのかもしれません。
今年の桜の開花予報は先月の16日に発表されました。
大阪は3/26頃開花し、満開になるのは4/3頃とのこと。
南に位置する鹿児島で3/30頃開花、満開になるのは4/9頃、北に位置する北海道は4/29開花、5/2頃満開との予報でした。
同じ日本でも場所によって時期はこんなにも変わるのだなと改めて確認できました。一つ面白いなと思ったのは、北でも南でもなく、日本の中で一番桜の開花が早いのは東京で、3/18頃開花し、3/27頃満開を迎える予報となっています。
なぜ、さほど南に位置していない東京の桜の開花が日本一早いのか?少し気になったので調べてみると、
桜の開花に影響を与えているのは、【冬の寒さ】と【気温の上昇】の2つとのこと。夏にできた花の芽は、冬の間に十分低い気温にさらされることにより、休眠から覚めるので、大阪よりやや寒い東京の方が開花のスイッチが早く入るのではないかと思います。やや寒い東京は温度の上昇も鈍いはずがヒートアイランドや温暖化などの気候変動も相まって、大阪と同じ様に暖かくなると東京が早く開花するのではないかと思います。冬はしっかり寒く、かつ気温が高くなるのが早い場所が桜の開花スピードを上げているのだと思います。
木や花は、毎年違った気候に影響を受けながらもその時々に応じた成長をし、毎年花や実をつけてくれます。その健気さもまた、人を魅了する要素なのかもしれませんね。
春は新しい命が芽吹く季節。楽しみにして待ちたいと思います。